飲食店 経営破綻

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失踪者9 弟20話

前回の続き


恐らく東京地検のライト版って感じで不正を見つけるべく、9人の
経理社員がジャーナルを見つめています。


「人生は死ぬまでの暇つぶし」

って、危ない薬の著者、青山 正明が言っていました。


まさに今、暇つぶし。


小学校の頃、授業や1日が長く感じたり、嫌いな事をしている時はとにかく長い。

歳を取ると時間が経つのが早くなるっていうけど、この空間、この時間、最高に長い。


まあ俺はよく分からないんで、ジャーナルめくって仕事しているフリしているんだけどね。



そこから2件、



秋コース 5600円×5  現金
 ↓
取り消し
 ↓
秋コース 7800円×5 売掛

限定コース 4800×3 現金
 ↓
取り消し
 ↓
限定コース 4800×3 売掛



俺 「現金で清算した後、次に取り消されてるのって??あ、売掛??」


ガタガタガタ!!


凄い形相で、部長が詰め寄ってきた。


な・なんだよ・・・?ちゃんと仕事してるよ・・・


部長 「見せろ!」


ジャーナルを部長に見せる。


部長 「おい!この売掛、台帳と照合しろ!」


係長 「えーっと、この金額の売掛は・・・・」


係長 「東和物産になってます」


この清算は、客が現金で清算した後、レジで取り消しを行い売り掛けにする。
そして、その売掛先は、必殺東和物産。


部長 「現金→取り消し→売掛を中心に見てくれ」


その後、出るわ、出るわ

現金→取り消し→売掛→東和物産


その金額120万


回収額 16万


これを、取りまとめて社長へ報告する事にした。


そこに総務さん登場


「あの・・・店長が出勤してきましたけど・・・?」


!!!!!!!!!!!!


続きます。
 

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近くの中華屋さん 弟11話

とにかく、資料を見る事にした。

売上、経費、原価、利益、客単価・・・・は分かる。

言葉の一つ一つは分かるんだけど、資料に書かれている数字が
いいのか、悪いのかさっぱり分からない。

とりあえず、クソマズかった良く分からない店の数字を見てみる。


1ヶ月の営業利益 2万

2まんえん!!??


となりのディスクの先輩に聞いてみる。

俺 「あのー、この店の利益2万なんですけど、これはヤバいんでしょうか?」


先輩 「あー、その店なぁ。ん?サックスフォンは実務経理初めてなんだっけ?」


俺 「あ、そうです。数字の良し悪しが分からなくて」


先輩 「そこら辺にある飲食店の景気知ってるか?大赤字。地獄だよ。」


先輩 「向いに中華屋あるだろ?あそこ儲かってると思うか?」


俺 「昼はいつも混んでますよね」


先輩 「ああ、この辺はオフィス街だから昼に混むのは当たり前なんだよ。だけどな、
それだけなんだ。俺も時々行くけど1回転半くらいしかしてない。」


俺 「というと?」


先輩 「あそこのメニューは大体、750円くらいだろ。客1人が消費する単価が平均750円だ。
そんで、あの店の座席が20席ある。」


俺 「はい」


先輩 「750円×20席×1.5(1回転半)で1日の売上は22,500円になる。日曜日は休みだから26日営業だよな。夜はやってねーし、単純計算で1ヶ月の売上は585,000円くらいだな。」


先輩 「そんで、原価30%が飲食店の目安だけど、あそこの盛り付けとサービス適当だから
33%~多くみても35%くらいだと思う。材料費で1ヶ月193,050円。」


先輩 「水道光熱費、経費、テナント料合わせて30%くらいと見ると175,500円。後バイト2人いるじゃん。時給は700円で1日4時間と考えると月72,800円。」


先輩 「計算してみ」


えっと・・・

売上585,000 - 原価(33%)193,050 - 経費 175,500 - バイト人件費 75,800=利益140,650


俺 「利益14万もありますよ?」


先輩 「中華屋のオヤジの給料あんだろ。ああいう個人店は自分の給料は人件費に数えてない。店の利益が自分の給料直結なんだよ」


俺 「オヤジの給料14万・・・・」


先輩 「あと、個人店は生活一体型と捉えていい。オヤジが前言ってたけど、家賃が6万5千円つってたな」 


俺 「オヤジの手元は75000円・・・」


先輩 「それに、保険料や子供の学費だってあるだろ。安く見積もっても4万から5万だ」


俺 「オヤジの手元は25,000円・・・」


先輩 「食費だって切り詰めて3万とするだろ」


俺 「オヤジの手元はマイナス5000円・・・」


先輩 「マイナスになるんだよ。それに店やってりゃ細かい出費かかるからな。多分、手元に行く前にマイナスなってるよ」


先輩 「恐ろしいのはな。その状態に陥っている事に気がつかない事なんだよ。多分あのオヤジ、手元の金ばかり見て店が赤字だと思ってねーよ」


俺 「え!何で分かるんですか?」


先輩 「だって、あのオヤジいつも楽しそうだもん。」


・・・・・・・・・最後だけえらく抽象的。


結局、うちの店の利益2万は、全ての経費、人件費を払っての利益だからマシな方らしい。


案の定、その中華屋は半年後閉店した。

その後、テナントは足もみマッサージになり半年で閉店、謎の飲食店になり3ヶ月で閉店。現在はよく分からないオフィスになっている。


うーん、飲食業界は厳しい。






 
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ドロ沼飲食店 弟10話

残り3店舗を回り事務所に戻ってきた。

残りの店は、今考えるとあまり記憶にないので省略する。


しかし、街を歩いていると創作料理の店が多いなぁ。
この時代は、とにかく創作料理の飲食店が多かった。

・和風ダイニング創作料理

・四季の創作料理

・イタリア風創作料理



最後の何とか風創作料理、というのがうさんくさい。

イタリア風であって、イタリア料理ではないという事だ。

とにかく飲食店は、起業もしやすく安易に飛びつきやすい。

「よく分かんねっけどー、オシャレな空間とかにして、今流行りの料理作りながらお客さんと喋れる店にすっぱいいっぺー?、見たこともない料理いっぺーだしてよー。」



とりあえず、こういう店は間違いなく潰れる。



安易に飛びつきやすい反面、ドロ沼経営になるまでのスピードも速い。

「あれー?ここ何か店やってなかったー?」

「あー、ナンだっけなぁ。美容室だったんじゃね?」

消費者の記憶は全くなく、挙句の果てに業種も間違えられる悲惨さ。

6年前は、こういう時代だった。今も変わらないけど。



うちで扱っている創作料理の店も例外ではない。

それに気づくのは入社3年くらい。


とにかく、今の俺は新しい仕事覚えないと。


ディスクに座ると担当の店の経営分析資料が大量に置かれていた。

課長 「これが担当箇所の資料だ。これ見て店の概要掴んでおいてくれ」

パラパラめくる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何書いてあるかさっぱり分からん。

あー、だるい。意味すら分からない仕事覚えるのが一番だるい。



 
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Author:サックスフォン
カネや不正、ロクでもない人間達の体験記録。

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